|
糖尿病の病気といえば、従来はカロリー制限を意味していました。しかし最近では、カロリーの総量を厳しく制限することよりも、食事のタイミングが大事であることもわかってきました。 1日の血糖値の変化を見ると、食事をするとすぐ上がり、時間がたつと下がります。朝起きたばかりの時は空腹のため血糖値は低いのですが、糖尿病では、しばらくすると朝食前なのに血糖値が上がってきます。これは活動に必要なエネルギーを作るため、肝臓に備蓄されていた糖が血中に放出されるからです。 ところが、糖をエネルギーに変える働きをするインスリンが朝は十分に分泌されないので、糖は血中に残ります。インスリンを出す膵臓がまだ目覚めず、活動を始めないからです。
|
|
|
|

|
|
|
|
◇起きたらすぐ朝食を ◇間食はしない ◇夕食から次の日の朝食まで12時間以上あける
|
|

|
|
|
|
|
血糖値がある程度上がった状態で朝食をとると、さらにその上に上乗せされて、血糖値は異常に高くなります。インスリンは分泌され、働き出しますがあまりに糖の量が多すぎて処理しきれないうちに昼食となり、さらにどっと糖が入ってきてしまうことになります。同じことが夕食についても繰り返されます。まして、食事の間におやつなどを食べたら血糖値は下がるひまがなく、ピークはさらに上がるというわけです。 ですから、血糖コントロールが悪い人は、朝食は食べたらなるべく早く、活動を始める前にとるほうがよいのです。そうすると、血糖値は低いところからスタートすることができますので、食事のあとに分泌されるインスリンで血中の糖を十分に処理できることになります。もちろん、間食はしないようにします。また、夕食から次の日の朝食まで12時間あけることが大切です。膵臓も夜は休んでしまい、インスリンの分泌が少ないからです。 いずれにしても、朝食や夕食の時間を早めることや間食をやめることで、しばしば血糖値は改善されます。そうすれば食事量や体重が変わらなくても血糖値は下がってきます。
|
|
|
|
|

|
|
|
|
糖尿病の運動療法は、散歩など、30分位のまとまった時間を費やして全身を使う運動が基本ですが、次善の策として日常のちょっとした運動をすることでも効果があります。 それは筋肉に刺激を与えると血糖値が下がるからです。大きな筋肉、また日頃あまり使わない筋肉を使うと、刺激量が多くなりますので、より効果があります。したがって、運動は時間や距離だけでなく、筋肉を効果的に動かす工夫も大事です。
|
|
|
|
|
日常生活でできる運動 ◇分けてでもよいから合計で30分ぐらい歩く ◇バスなど一駅手前で降りて歩く ◇電車の中では座らず立つ ◇エレベーターやエスカレーターを使わず、階段で
|
|

|
|